コラムColumn
予防

ワクチン抗体検査

当院では、ワクチン接種の代わりに抗体検査を行うことがあります。

全ての犬猫でお願いしているものではありません。

ワクチン接種にいらした患者さんの中で次の項目に複数該当する場合は声をかけるようにしています。

①過去にワクチンの副作用を起こしたことがある
②4種または5種ワクチンを毎年接種している
③ドッグランやペットショップ、不特定多数動物との接触がない・少ない
④散歩は近所のみで、アスファルト・コンクリートの上がメイン
⑤ご家族の中に、動物と接触するような仕事をしている方がいない
⑥現在病気の治療中である。特に免疫抑制剤を使用している場合

また、以下に該当する場合は、抗体検査のメリットが低いと考え、積極的にお声はかけていません。

①猫の抗体検査
②レプトスピラの予防をしている場合
  7種混合ワクチン以上を接種している場合
③キャンプやドッグラン等、犬と一緒に出掛けることが多い
④飼い主さんが検査よりもワクチン接種の方が安心と感じられる場合

抗体検査は、大阪のマルピーライフテックという検査会社に外注依頼しています。
検査するのは、コアワクチンの3種について。
結果は1週間前後でわかります。
ウチのハナコの検査結果はこんな感じです。

ジステンパー;CDV 80倍で低抗体価
パルボ;CPV 80倍で長期防御は難しい
アデノ;CAV 160倍で良好な抗体価

見ての通り、3種ともバラバラです。
混合ワクチンといっても、接種した病気全てを十分に取れるわけではありません。抗体の低下速度もまちまち。
ですので、抗体検査を確認をしているという事です。

ワクチン接種は、保険だと考えています。

飼い主さんが一番安心できる保険は何なのか?を一緒に考えながら、色々な選択肢を提示するようにしています。

※ちなみに、抗体が低いからといっても、その病気に対して全く抵抗力が無いというわけではありません。人を含め、動物の体にある免疫はそんな単純では無いんですね。

マルピーライフテック社のHP
https://www.koutaika-kensa.info/